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誠にありがとうございます。
わんちゃんの健康を第一に考えた
トリミングサロン『ドッグエステhana』を
営んでおります、坂口です。
仔犬の病気の中には
クセや個性と勘違いして見逃してしまう
病気がある事をご存知ですか?
飼い主さまが見逃したまま
病気が進行すると、治療が
長期化してしまう事もあります。
今回は、仔犬の時期に多く
飼い主さまが気付きにくい病気を
3つご紹介します。
①【股関節形成不全】
股関節形成不全は、成長過程で
わんちゃんの股関節が変形してしまう病気です。
関節が緩くなってしまう事で
「炎症が起こる」「歩くたびに痛みが生じる」
といった症状を引き起こします。
・お尻を振って歩く
・立ち上がるのが遅い
・後ろ足を引きずる
などの行動が見られたら
股関節形成不全かもしれません。
仔犬のうちに健康診断を受け
X線写真を撮ってチェックしてもらうと
早期発見につながります。
②【レッグペルテス症】
レッグペルテス症は、後ろ足の骨と
骨盤を繋いでいる大腿骨頭に
血液がうまく流れず、壊死してしまう事で
起こる病気です。
はっきりとした原因が分かっていないため
予防が難しい病気ですが
成長過程の小型犬に多く見られるようです。
・足を浮かせて歩く
・足を庇って遊ぶ
・足を上げたまま
などが主な症状です。
初期のうちはX線でも判断しにくい場合が
ありますが、気がかりな事があれば かかりつけ
の獣医師に相談をしてみましょう。
③【水頭症】
水頭症は、脳内に脳脊髄液が過剰に溜まる
病気です。
溜まった脳脊髄液によって
脳が圧迫されてしまい
けいれん発作や視覚障害などの症状が出ます。
ほとんど先天性のため
症状が出るまで気付きにくい病気です。
・おでこが大きく出っ張っている
・物によくぶつかる
・両目がそれぞれ外側を向いている
・なでられるのを嫌がる
などの特徴が見られたら
水頭症の可能性があります。
初めて仔犬を迎える飼い主さまは特に
クセや個性と見分けがつかないかもせれませんが
まずは
毎日ゴハンを食べているか
体重は順調に増えているかなどを記録し
毎日の変化を
きちんと見守りましょう。
hanaは『わんちゃんが健康で
飼い主さまと少しでも長く幸せに過ごせる事』を
願っております。